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BOOTS LIFE
「サイドジップ」の位置
ファスナーの位置についてですが、この“サイド内側”にファスナーを取り付けたのには実はとても深い意味があります。
ブランドによってはカカトなど様々な位置に取り付けられています。しかし、日常で足の裏に掛かる負荷は体重の『約6倍』と言われる程の強い負荷がかかる事で、SLOW WEAR LION BOOTSで採用している位置、『サイド内側』以外のファスナーの取り付けは、数年以内にほぼ90%以上の確率で金具が破損してしまう等の症状が起きています。
では、なぜ『内側』にファスナーを取り付ける事でそうならないのか?
答えは“負荷並びに日本人特有のO脚”です。まず、足に置いて一番負荷が掛かる箇所は“カカト”です。前に進むためにカカトを上げ、踏み込む時もカカトから踏み込む。それらの負荷により、カカトにファスナーを付けるとファスナー自体の耐久重量以上の負荷がかかる為に破損する可能性が高くなります。
そこで案としては2つ、サイドの『外側』と『内側』が選択肢に入ります。我々日本人は“すり足”をしていた影響下で、足が外側に開いてしまい、結果脚の形状がカカトを着けて立った際に中央に隙間が出来る“O脚”という形状をしています。結果、足の裏の中でも外側にストレスが掛かりやすくなる事で、靴を履いている際に外側のカカトを中心に減りが見られる方が多いかと思います。つまりは『O脚により、足の外側に重心が来ている』という事になります。
そこでSLOW WEAR LION BOOTSでは、それらの負荷を考慮し、ストレスがよりかからない位置、つまりは『サイド内側』にファスナーを取り付けているのです。
結果、このデザインを始めてからは、引っ掛かる等の症状以外に関しては日常使いでファスナーが破損する事が無いブーツの制作を実現させました。