BOOTS LIFE

履き心地に大切な“甲の高さ”

基本的にブーツにおいて表記があるのは『サイズ』と『ワイズ』です。 ワイズとは、よくサイズの横に『A?EEE』までの英語の記号が刻印されておりますが、その表記は“長さ(サイズ)に対する横の幅(親指の付け根から小指の付け根までを直線距離で結んだ数字の幅)”で、AからEEEまでの順でその幅が広くなる、という仕組みです。 欧米の方々の足の形状は細長い為に、おおよそB?Dワイズなのに対し、我々日本人はE?EEEと大変幅広の足の形状をしています。日…

独自に開発した特別な木型

SLOW WEAR LION BOOTSのブーツには、全てにおいて“独自に開発した特別な木型”を採用しています。 そもそもこの「木型」とは、“ブーツを作る際に最も重要な個所”で、この形状がブーツの見た目や履き心地を大きく左右する部分と言っても過言では御座いません。 木型は、書いて字の如く『足の形を木で形成した物』で、ブーツを作る際はこの木型に中底(インソールとなる部品)を噛ませたのちに革を“釣り込み”形を形成します。 この木型は形状が様…

万能なオイルドカウレザー

世界的に飼育数の多い“牛”は、皮の採取も安定しており、一頭から採れる面積が広く活用しやすいので、身近な皮革製品に最も多く使用されている原皮と言えます。また、牛の皮は比較的に均一な繊維組織を持つため、強度と耐久性に優れ、加工がしやすいという利点から、幅広く愛用されています。 カウレザーとは、出産経験のある、生後2年経過したメス牛を加工した革の名称です。 特徴としては、キメが細かい革質で、オス牛の呼び名であるステアハイドよりも薄くて柔らかく…

注目のホーウィン社製クロムエクセルレザー

ホーウィン社は、1905年にアメリカはシカゴにて創業された皮革鞣しのメーカーです。100年以上、徹底した変わらぬ伝統手法で鞣す革に関しては、他の革と比較出来ぬほど美しく繊細で、かつ屈強な面も持つ唯一無二の存在感があります。 このホーウィン社が誇る有名な革は2種類あり、“クロムエクセルレザー”と“シェルコードバン”が代表として存在し、特にシェルコードバンに関しては革業界での名称で、“革のダイヤモンド”とも言われる程美しい、という評判が御座…

「Vibram #100」と「Vibram #4014」を比較してみました。

SlowWearLion で採用することが多い、Vibram #100 と Vibram #4014 を、【ルックス】、【機能性】、【カスタムワーク】の3つの視点から比較してみました。   まずは、 「Vibram #4014 Cristy cushion Unit Sole」について   ■ルックス 通称Cristy 。軽さによる快適な履き心地が特徴です。 ハードな印象のブーツでも、このホワイトソールは見た目にも軽…

作り手がアウトソールの張り替えもおこなう 安心なアフターサービス

長きにわたり愛用できる理由。 自動車やモーターサイクルのタイヤのように消耗品であるソール。今回はグッドイヤーウエルト製法ブーツのオールソール交換風景をご紹介します。グッドイヤーウエルト製法の長所は、アッパーとミッドソールが縫い付けられている箇所にはダメージを加えず、本底を剥がして新しいソールに張り替えるのでアッパーの革にも負担がかからず、何度でもソール交換ができます。   1) 消耗したアウトソール。   2) まず…